2014.12.21
カテゴリ:Linux
Raspberry PI でWebDAV
正攻法で Redmine 入れようとして、実際入ったのだけれど、とてもじゃないが実用的じゃないパフォーマンスだったので削除。
(一応、インストール手順の参考サイト→ RedMine on Raspberry pi:エンジニアの趣味のブログ:So-netブログ )
Redmine が使えた所で、多分ファイル管理くらいにしか使わないだろうと思うので
じゃあ、ということで WebDAV 環境を作ってみることにする。
(LAN内なら samba でいいのだけど、外でスマートフォンから参照したいとかなら HTTP のポートだけ使う WebDAV の方が都合がいいので)
- 外付けHDDのマウント設定
- Raspberry PI に外付けHDDをつなげる。
ただしUSB給電タイプのものは出力不足で不安定になるのでACアダプタ電源供給タイプを使用すること。
(AC電源を使うUSBハブを介するでもいいかもしれない) - ntfs-3g のインストール、再起動
sudo apt-get install ntfs-3g sudo reboot
- 外付けHDDの認識状況確認
sudo fdisk -l
- 手動マウント設定
ここでは /dev/sda1 で認識されているものとするsudo mkdir /mnt/hdd sudo mount -t ntfs-3g /dev/sda1 /mnt/hdd
ちなみにマウント解除の場合は umount コマンド。sudo umount /dev/sda1
- 自動マウント設定
手動マウントでは、再起動時に再度マウントする必要があるので、起動時に自動マウントするための設定をしておく。sudo vi /etc/fstab
以下を追記/dev/sda1 /mnt/hdd ntfs-3g defaults 0 0
- Raspberry PI に外付けHDDをつなげる。
- Apache2 の設定
- DAV関連モジュールの有効化
cd /etc/apache2/mods-enabled sudo ln -s ../mods-available/dav.load dav.load sudo ln -s ../mods-available/dav_fs.conf dav_fs.conf sudo ln -s ../mods-available/dav_fs.load dav_fs.load sudo ln -s ../mods-available/dav_lock.load dav_lock.load
- マッピング設定
sudo vi /etc/apache2/sites-enabled/000-default
以下追記<Location "/dav"> Dav on AuthType Basic AuthName DAV AuthUserFile /etc/apache2/dav.passwd require valid-user </Location>
/var/www/dav に外付けHDDのマウントディレクトリのシンボリックリンクを作るsudo ln -s /mnt/hdd /var/www/dav
- DAV関連モジュールの有効化
- 認証ユーザーの設定
cd /etc/apache2 sudo htpasswd -c dav.passwd user
- Apache2 再起動
sudo service apache2 restart
これで、http://xxxxx/dav でファイル参照ができる。
ただし、Windows などでは SSL じゃないとWebDAVクライアントでの接続はできない(レジストリ変更すれば可能らしい)らしいし、
Android などだと WebDAV 用のクライアントアプリ(ファイルマネージャ HD とか) が必要。
外から参照だけできればいいや、という場合ならこれで十分かと。
この辺 を参考にすれば、自己証明書SSLにすることはできそう。